2024.06.13 / 医療機関のブランディング
最近まであまり暑くなく、雨もふらなかったので今年は変だなと思っていましたが、6月中旬に差し掛かってやっと例年っぽくなってきました。
暑いのは苦手ですが、やはりその季節らしい天候にならないとなんだかもやもやしますよね。
今日は新規制作実績のご紹介です。
Worksページにも掲載しましたが、こちらでは少し砕けた感じで裏話などもお伝えできればと思います。
福岡市南区の大橋駅前に2024年4月に開院された「ココロふんわりクリニック」様のトータルブランディングを担当させていただきました。
院長のお話をお聞きすると「なにか心の不調があったときに気軽に来て相談できる病院にしたい」とのことで病院名も親しみやすいお名前にしたとのこと。
「ふんわり」したものって何があるだろう?と考えたときに、「綿あめ」「雲」「ヒツジ」と思い当たりました。
そしてその中で印象的なロゴになりそうな「ヒツジ」をモチーフとして採用し、ロゴを制作しました。
今までヒツジをモチーフにロゴはもちろん、イラストも制作したことがなかったので改めてヒツジについて調べると、肌が黒いヒツジと白いヒツジがいるとのこと。
モチーフとしては肌が黒いほうが印象が強くなりそうだなと思いつつ、更に調べていくと英語のスラングで肌が黒い羊は「Black Sheep」といって「のけもの、邪魔者、鼻つまみ者、やっかみもの」の意味があるとのこと。
それをロゴに採用するのは当然避けないといけないので、肌が白いヒツジをモチーフにしました。
そして出来上がったロゴを、院長にとても気に入って頂き、ふんだんに使って欲しいとのご要望をいただきました。
デザイナー冥利に尽きます^^
通常、院内サインはその部屋などを示すアイコンを用いることが多いのですが、院内をヒツジだらけにしたいとのことでしたので、アイコンにもヒツジロゴが違和感なく取り入れられるデザインを作成しました。
そして院内に飾る絵も、このヒツジロゴを使用したものを作りたいと追加でご依頼頂き、2種のアート作品を作成しました。
普段あまりアート的なものは作らないので、どうつくって良いか悩みました。
ヒツジが散歩してるところ?それとも何か医療的なことに掛けたほうが良いのか?
考えを深めていくと、アート作品としてなのであまり深く考えずに「さり気なく隠れているつもりのヒツジ」を描くと可愛いのでは?と思い、「アイスクリームに紛れているつもりのヒツジ」「温泉の湯気に紛れているつもりで自分もくつろいでいるヒツジ」ということで制作しました。
その他にもウェブサイト側での雲でくつろいでいるイラストのことなどありますが、長くなるのでここらへんにしておきます。
ウェブサイトも公開していますのでぜひ一度ご覧ください。